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文献概要
今月の主題 脳血管障害のトピックス 注目される症候
脳動脈硬化性パーキンソニズム
著者: 大友英一1
所属機関: 1浴風会病院
ページ範囲:P.1929 - P.1929
文献購入ページに移動 脳動脈硬化性パーキンソニズム(arteriosclero-tic parkinsonism)の存在について,約30年ほど前に"このようなものが存在するか?"という論文の出たことがある.最近は明確なcriteriaなしに,専門家の間においてもこの診断名が使用されている.これは,脳動脈硬化性パーキンソニズムとすべき症例の存在することを意味するものと考えられる.
事実,たとえば脳卒中の慢性期に徐々に固縮rigidityが出現してくる例があり,振戦は明らかではないが,まずparkinsonismの合併,あるいは併発と考えざるをえないことが経験される.
事実,たとえば脳卒中の慢性期に徐々に固縮rigidityが出現してくる例があり,振戦は明らかではないが,まずparkinsonismの合併,あるいは併発と考えざるをえないことが経験される.
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