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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻11号

1984年11月発行

文献概要

境界領域 転科のタイミング

解離性大動脈瘤

著者: 川田志明1 小出司郎策1 正津晃1

所属機関: 1東海大学医学部・外科I

ページ範囲:P.2018 - P.2027

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 突然の胸背部激痛で発症する解離性大動脈瘤は,解離の進展とともに主要分枝動脈の閉塞症状をはじめ心タンポナーデ,血胸,大動脈弁閉鎖不全など致命的な合併症が起こり,発症後24時間で20%,2週間で60%,3〜6ヵ月で90%死亡するとされる自然予後の最も不良な疾患の一つである.
 このように急性で重篤な経過をとるため,発症直後の諸症状をもとにまず急性大動脈解離を疑って診断の確定を急ぎ,解離の進展メカニズムに合致した的確な治療方針を立てることが救命の鍵となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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