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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅲ.髄液検査

23.圧と外観

著者: 大和田隆1

所属機関: 1北里大学医学部・脳神経外科

ページ範囲:P.2134 - P.2136

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異常を示す疾患
 圧とその異常(表1)頭蓋内圧(髄液圧)測定の方法には,脳室内,大槽,硬膜下,硬膜外および腰椎穿刺などがある.一般的に補助診断に利用されるのは腰椎穿刺法であるので,それについて述べる.
 頭蓋内圧とは,頭蓋および脊椎腔内の容積(脳実質,脊髄,血液および血管床,髄液そして病的な状態での腫瘍および血腫など)の変化に対する容器(頭蓋や脊椎)からの等しい強さの反作用の力を,髄液を介して測定しているのである.したがって,圧の異常ということは,単に髄液のみでなく,脳実質,脳循環などの変化をも総合した所見として捉えなくてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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