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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅵ.血液検査

46.部分トロンボプラスチン時間(PTT,APTT)

著者: 藤巻道男1

所属機関: 1東京医科大学・臨床病理学

ページ範囲:P.2198 - P.2199

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 PTT(partial thromboplastin time)はLangdell(1953)によって血友病のスクリーニングテストとして考案され,軽度の凝血因子の欠乏にも鋭敏に反応し,その異常を検出するので,全血凝固時間に代わるべき方法として日常広く実施されている.これは被検血漿に血小板因子としてのリン脂質を十分に補って,内因系の凝血因子の欠乏を測定する方法である.またPTTにおいて,さらに接触因子を十分に活性化させて安定性のある成績を得るためにセライト,カオリン,およびエラジン酸などを添加して測定する活性化部分トロンボプラスチン時間(activated PTT;APTT)もある.実際にはAPTTのほうが多く用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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