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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅶ.免疫血清検査
70.ビダール反応
著者: 深谷一太1
所属機関: 1横浜逓信病院・臨床検査科
ページ範囲:P.2258 - P.2259
文献購入ページに移動 ビダール反応は,腸チフス,パラチフスA,パラチフスBの3つのチフス性疾患の血清学的診断法として古い歴史を有する.かつては菌検出不能例において,診断のよりどころとして重視されたが,クロラムフェニコール(CP)療法導入とともに,菌陽性例でも,凝集素価の上昇があまり起こらなくなったことが確認されるようになった.
また,チフス性疾患患者の発生も減少し,医師の脳裏から次第にその存在が薄れてゆくにつれ,検査項目として選択されることが少なくなり,その診断法としての価値は低下しているといわざるをえない1).
また,チフス性疾患患者の発生も減少し,医師の脳裏から次第にその存在が薄れてゆくにつれ,検査項目として選択されることが少なくなり,その診断法としての価値は低下しているといわざるをえない1).
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