文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅶ.免疫血清検査
文献概要
自然界には多種のmycoplasmaが生息し,そのあるものはヒトに病原性を発揮する.気道,泌尿生殖器,滑液などから諸種のmycoplasmaが分離されており,これらと疾患の関係が漸次明らかになっている1).肺炎をはじめ,気道感染をおこすことが確認されているのは,現在のところM. Pneumoniaeのみである1).
M. Pneumoniaeに感染しても,肺炎にまで進行するのは3〜10%といわれる.上気道炎に留まることのほうがむしろ多く,とくに小児ではこの傾向がつよい.また肺外合併症についての研究が最近一段と進歩した(表1).
M. Pneumoniaeに感染しても,肺炎にまで進行するのは3〜10%といわれる.上気道炎に留まることのほうがむしろ多く,とくに小児ではこの傾向がつよい.また肺外合併症についての研究が最近一段と進歩した(表1).
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