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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅷ.血液化学検査

118.血液ガス

著者: 諏訪邦夫1

所属機関: 1東京大学医学部・麻酔学

ページ範囲:P.2386 - P.2387

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 血液ガス分析は,酸素,炭酸ガス,窒素などの血中成分を分析することであるが,現在では「動脈血でpH,Po2,Pco2を電極で分析すること」を指す.ときには混合静脈血(肺動脈血)や中心静脈血,各臓器の流出静脈血(内頸静脈血や冠静脈血)を分析して当該臓器の代謝状態の解析を試みる場合もある.
 pHは「血液ガス」ではないが,必ず同時に分析する.Van Slyke法による酸素と炭酸ガスの分析,窒素の分析などは特殊な研究目的でしか行われなくなった.分光光度計による酸素飽和度の測定はときに行われる.直接分析値のほかに,計算によって[HCO3-],Base Excess,酸素飽和度,酸素含量などを求めることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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