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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅷ.血液化学検査

133.LDH(乳酸脱水素酵素),HBD(α-ヒドロキシ酪酸脱水素酵素)

著者: 螺良英郎1 岡森仁昭1

所属機関: 1国立療養所刀根山病院

ページ範囲:P.2418 - P.2419

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 乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase,LDH)は補酵素NAD(あるいはNADH)の共軛下に(1)の式を触媒する.Α-ヒドロキシ酪酸脱水素酵素(a-hydroxybutyric acid dehydrogenase,HBD)も同様にNADの共軛下に(2)の式を触媒する.
(1)乳酸+NAD⇔ピルビン酸+NADH+H(2)α-ヒドロキシ酪酸+NAD⇔α-ケト酪酸+NADH+H
 LDHは一般的にL-α-ヒドロキシモノカルボキシル酸の酸化を触媒するため,(2)の式をも触媒する.HBD活性はLDH1+LDH2アイソザイム活性にほぼ該当する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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