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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集

Ⅹ.内分泌機能検査

157.C-ペプタイド

著者: 梶沼宏1

所属機関: 1朝日生命成人病研究所・内分泌代謝科

ページ範囲:P.2480 - P.2481

文献概要

 血中C-ペプタイド免疫活性には,本来のC-ペプタイドの他にC-ペプタイドの全分子を含むプロインスリンや,プロインスリンからインスリンが生成される過程で生じる中間生成物でC-ペプタイドの抗原決定基の残存しているものなどが含まれる.そこでこれらを総称してC-peptide immunoreactivity(CPR)と呼んでいるが,インスリノーマなどの特殊な例を除けば,これは大体においてC-ペプタイドそのものを測定していると考えてよい.
 C-ペプタイドはインスリンと共に1モルずつ分泌されるが,代謝過程が異なるので,血中動態は必ずしも等しくない.その血中半減期はインスリンが9.8分,C-ペプタイドが20.1分である1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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