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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅹ.内分泌機能検査

167.アルドステロン

著者: 吉田尚1

所属機関: 1千葉大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2506 - P.2507

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異常値を示す疾患
 血漿アルドステロン値あるいは尿中1日総排泄量の異常値を示す疾患を表に示す.アルドステロン分泌調節に関与する因子としてはレニン・アンジオテンシン系,血清カリウム値およびACTHが知られているが,主な調節因子はレニン・アンジオテンシン系である.したがって,アルドステロン値が異常値を示したときには,まず,その異常がレニン・アンジオテンシン系の異常による二次的なものか,副腎アルドステロン産生細胞の異常による一次的なものかを鑑別する必要がある.このために,アルドステロン測定は常にレニン・アンジオテンシン系とともに行われる.
 アルドステロンの測定はradioimmunoassay法で行われる.正常値は用いる方法,採血条件により異なるが,早朝,臥位,空腹時の血漿値は4〜12ng/dl,尿中アルドステロン排泄量は5〜15μg/日である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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