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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻12号

1984年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集 Ⅻ.細菌検査

178.髄液の微生物検査

著者: 角田孝穂1

所属機関: 1新松戸中央病院

ページ範囲:P.2532 - P.2533

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異常値を示す疾患
 髄膜炎や脳炎などの中枢神経感染症は,発病から治療開始までの期間が予後を大きく左右する.中枢神経系の感染症を疑ったら,ただちに髄液検査を行い,髄液の一般検査と沈渣の塗抹染色から原因菌を推定して速やかに治療を開始する.その後で原因菌の同定や薬剤感性によって使用抗生剤を修正する.
 髄液中の微生物の主な検査は,病原菌を推定する塗抹と確認のための培養同定の2つである.髄液は無菌的であるから,髄液より分離された微生物はすなわち原因菌と推定できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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