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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻13号

1984年12月発行

今月の主題 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患とは

慢性気管支炎

著者: 佐竹辰夫1

所属機関: 1名古屋大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2604 - P.2605

文献概要

概念・定義の歴史的背景と変遷
 疾患の定義は病理とそれに基づく病態生理の変化によって決められることが望ましい.しかし,慢性気管支炎については,1952年12月にロンドンでスモッグにより約4,000人に及ぶ死亡者が続出したため,British Medical Research Council(BMRC)が疫学的アプローチにより早急に対策を講ずる過程で,とりあえず1808年のBadhamの意見に準じ,"痰を伴った慢性,持続性の咳をもつもの"と定めて活動を開始したことなどから,現在まで世界的にこの症候を重視した概念ないし定義が慣行化されている.以下に代表的なものを年代順にあげる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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