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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻13号

1984年12月発行

文献概要

今月の主題 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 治療の進歩

吸入療法の利点と限界

著者: 藤川晃成1

所属機関: 1都立広尾病院・呼吸器科

ページ範囲:P.2662 - P.2664

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 高齢化社会は呼吸器疾患,特に慢性閉塞性肺疾患の増加をもたらしているが,その局所療法として吸入療法の重要性は増してきている.吸入療法には酸素療法と水,生食水や薬剤をエロゾルにして気道内に投与するエロゾル療法があるが,ここではエロゾル療法の利点と欠点(限界)について検討したい.
 エロゾル吸入療法の目的の第一は,呼吸器疾患に対し,肺,気道へ直接薬剤を作用させることで全身への薬剤の影響を少なくし,病変への効果を高めることであり,もう一つは気道の加湿,等により気道内分泌物の性状を,粘液線毛運動に適した状態に保ち気道清浄化を促進させることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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