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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻13号

1984年12月発行

今月の主題 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

治療の進歩

リハビリテーション

著者: 佐々木孝夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.2668 - P.2669

文献概要

 リハビリテーションの最終目的は,患者の持つ諸能力を最大限に引き出すことにある.病態の軽重を問わず閉塞性障害軽減のための,たとえば,β刺激剤,等の薬物療法,あるいは呼吸困難軽減のための酸素療法などの治療は,患者の能力を最大限に引き出すためには不可欠なものであり,当然,リハビリテーションの重要な1要素である.したがって,リハビリテーションとは,本来,現時点で行いうる最大強力な管理システム全体を指すものである1)
 一方,リハビリテーションは社会復帰とも訳される如く,たとえば,通常の管理では病院を抜け出せない重症の患者を,通院可能な,あるいは自宅療法可能な状態まで積極的にもっていく,特別の管理法という意味を持っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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