icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina21巻13号

1984年12月発行

文献概要

診療基本手技

—知っておきたい他科疾患のfirst aid—創傷の処置

著者: 遠藤幸男1 西崎統2

所属機関: 1聖路加国際病院・外科 2聖路加国際病院・内科

ページ範囲:P.2756 - P.2757

文献購入ページに移動
 創傷の処置は,麻酔,消毒,止血,debridement,縫合のステップがある.それらの前に創傷の評価を行わなければならない.
 ①傷の深さ,大きさ,挫滅の程度は,②血管,神経,腱などの損傷を伴っているか,③循環・知覚・運動障害を起こしているかどうか,また④創傷の汚染度,受傷後の経過時間はどのくらいか.こういったことに留意しつつ,もちろん全身状態の評価を第一義に考えながら,その場で処置可能かどうかを判断する.不可能と判断したら,消毒し,清潔カーゼを当て,出血が多ければ圧迫止血し,しかるべき専門医へ依頼,あるいは専門家のいる処置室へ転送すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら