文献詳細
文献概要
診療基本手技
—知っておきたい他科疾患のfirst aid—創傷の処置
著者: 遠藤幸男1 西崎統2
所属機関: 1聖路加国際病院・外科 2聖路加国際病院・内科
ページ範囲:P.2756 - P.2757
文献購入ページに移動①傷の深さ,大きさ,挫滅の程度は,②血管,神経,腱などの損傷を伴っているか,③循環・知覚・運動障害を起こしているかどうか,また④創傷の汚染度,受傷後の経過時間はどのくらいか.こういったことに留意しつつ,もちろん全身状態の評価を第一義に考えながら,その場で処置可能かどうかを判断する.不可能と判断したら,消毒し,清潔カーゼを当て,出血が多ければ圧迫止血し,しかるべき専門医へ依頼,あるいは専門家のいる処置室へ転送すべきである.
掲載誌情報