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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻2号

1984年02月発行

文献概要

今月の主題 中枢神経系の感染症 中枢神経系感染症の臨床

抗生物質と髄液

著者: 北原光夫12

所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科 2慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.216 - P.217

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 髄液(CSF)の85%は脳室の脈絡叢より分泌されて外方へと流れ,クモ膜下腔へと出る.したがって,CSFの化学的変化と細胞数の変化は感染症の存在とその消長を表わす優れた指標となりうる.穿刺によってえられたCSF所見から,中枢神経系の感染症がどのような微生物によってひき起こされたものであるか判断して,最も適した化学療法剤(抗生物質も含む)を投与しなければならない.不的確な化学療法剤の投与にて治癒を望むことはできないし,また運よく生存できても,重症な合併症によって満足な生活も送れなくなることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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