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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻2号

1984年02月発行

文献概要

今月の主題 中枢神経系の感染症 髄膜炎と脳炎

結核性髄膜炎

著者: 高木誠1

所属機関: 1東京都済生会中央病院・神経内科

ページ範囲:P.228 - P.230

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 結核性髄膜炎の発生頻度は,抗結核薬の出現と社会環境の整備により次第に減少しつつあるが,現在でも決して稀な疾患ではない.結核性髄膜炎は,早期診断のむずかしさからしばしば治療開始が遅れ,現在でも死亡率16〜36%1),後遺症20〜30%2)と予後不良の疾患であることに変わりはない.従来3歳以下の小児に多いとされていたが3),最近の報告によれば先進国では成人発症の比率が増加する傾向にあり4,5),本稿でも主に成人の結核性髄膜炎を中心に,その診断,治療のポイントを述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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