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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻2号

1984年02月発行

文献概要

今月の主題 中枢神経系の感染症 髄膜炎と脳炎

髄液漏と髄膜炎

著者: 高瀬貞夫1 大原義朗1

所属機関: 1東北大学医学部付属脳疾患研究施設・神経内科

ページ範囲:P.236 - P.239

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 髄液漏とは脳軟膜および脳硬膜の損傷により髄液が正常の存在場所,あるいは正常の循環・吸収経路以外の経路から流出する場合を言い,多くは腰椎穿刺後の髄液漏出と頭部外傷(頭蓋底骨折)により髄液が鼻や耳に漏出する場合である.髄液漏の記述はMiller C(1826年)による非外傷性鼻漏の報告で始まり,近年ではOmmaya AK(1976年)の綜説がある1).本文では髄液漏の病態生理,診断,髄膜炎などにつき記述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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