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今月の主題 中枢神経系の感染症 髄膜炎と脳炎
ウイルス性髄膜炎
著者: 浦野隆1
所属機関: 1東京都済生会中央病院・小児科
ページ範囲:P.244 - P.245
文献購入ページに移動 ウイルス性髄膜炎は発熱,髄膜刺激症状および単核球を主とする髄液の細胞増多の所見が揃った,ウイルスを病因とする症候群であるが,日常臨床上決して稀にみられる疾患ではない.本症を無菌性髄膜炎と同義語的に呼ぶことが慣用されてきたが,この場合,クラミジアやレプトスピラが病因となることがあるゆえであって,病因としてウイルスが特定されれば厳密にはウイルス性髄膜炎とすべきである.
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