文献詳細
今月の主題 中枢神経系の感染症
髄膜炎と脳炎
文献概要
ヘルペスウイルス群は,直径150〜200nmのDNAウイルスで,単純ヘルペス(疱疹),水痘・帯状ヘルペス(疱疹),サイトメガロ,Epstein-Barrウイルスなどがある.臨床的には皮膚・粘膜での感染が目につくが,いずれも神経節などに潜伏latencyする性状を有し,中枢神経感染をひき起こす(表1).本稿では,単純ヘルペス脳炎,水痘,帯状ヘルペス神経感染症について言及してみたい.
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