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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻2号

1984年02月発行

文献概要

今月の主題 中枢神経系の感染症 日和見感染症

ノカルジア感染症

著者: 亀井徹正1

所属機関: 1茅ケ崎徳洲会病院・神経内科

ページ範囲:P.254 - P.255

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 悪性腫瘍や抗癌剤,免疫抑制剤の使用に伴って起こる中枢神経系の日和見感染症には,障害された免疫機能の異常によって起炎菌などがある程度決定されるという特徴がある.たとえばホジキン病ではTリンパ球・単球系の機能不全に伴う感染症を起こしやすく,白血病では好中球数減少に伴う感染症にかかりやすい.抗癌剤の多くはTリンパ球・単球系の機能異常をきたすとされ,ステロイドはTリンパ球系のみならず好中球機能の低下も起こすといわれる.表1,2にこれらの免疫系の異常と起炎病原体との関係を示す1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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