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講座 Oncology・2
抗腫瘍剤—Ⅰ.アルキル化剤
著者: 北原光夫12
所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科 2慶応義塾大学医学部・内科
ページ範囲:P.361 - P.365
文献購入ページに移動 アルキル化剤は種々の異なった抗腫瘍剤からなっており,大きく分けて,①典型的なアルキル化剤グループ,②nitrosoureaグループ,③他の抗腫瘍剤でアルキル化剤としての作用をもつもの,の3つのグループに分類される(表1).一般に,アルキル化剤は細胞周期に特異性がないと考えられる.
アルキル化剤の作用機序は,不安定なアルキル基(R-CH2+)をつくり出し,これが細胞内のアミン,硫化物,窒素などと化合して(共有結合,cova-lent bond),細胞の機能を阻害する.
アルキル化剤の作用機序は,不安定なアルキル基(R-CH2+)をつくり出し,これが細胞内のアミン,硫化物,窒素などと化合して(共有結合,cova-lent bond),細胞の機能を阻害する.
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