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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻2号

1984年02月発行

文献概要

診療基本手技

緊急血液透析の手技

著者: 松下茂樹1 大岩孝誌1 西崎統1

所属機関: 1聖路加国際病院内科グループ

ページ範囲:P.372 - P.373

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 急性腎不全に対しては,まずその原因を検索し,保存的療法を試みるのが一般的である.しかし進行性に増悪する場合は緊急血液透析を施行せざるをえないことも多い、緊急血液透析を行う場合のブラッドアクセスとしては,①動・静脈の直接穿刺,②静脈カテーテル法,③外シャント作製,などの方法がある.筆者らは血液量が確実に得られ,頻回の使用が可能で,中心静脈栄養路としても使用することができるなどの利点より,近年その適応を広げつつあるShal-donのカテーテルによる血管確保を用いて透析を行っている.当院では,緊急血液透析は,前期研修医が上級医の指導のもとに同手技を施行しているので,この方法についての実際を述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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