文献詳細
今月の主題 腎疾患—早期診断から管理まで
質疑応答
文献概要
アンギオテンシンI変換酵素阻害剤(CEI)は,アンギオテンシンⅠ(AⅠ)から強力な昇圧物質であるアンギオテンシンⅡ(AⅡ)への変換を阻害すると同時に,降圧系ホルモンであるキニンの不活化を抑制する.したがって理論的には昇圧系の抑制と降圧系の活性化により降圧作用を発揮することになる.経口投与可能なCEIとして最初に開発されたカプトプリルは現在臨床的に応用されており,治験成績も豊富であるので,以下カプトプリルについて述べる.
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