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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻3号

1984年03月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患—早期診断から管理まで 質疑応答

アンギオテンシンⅠ変換酵素阻害剤の使い方

著者: 阿部功1 尾前照雄12

所属機関: 1九州大学医学部・第2内科 2国立循環器病センター

ページ範囲:P.462 - P.462

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 アンギオテンシンI変換酵素阻害剤(CEI)は,アンギオテンシンⅠ(AⅠ)から強力な昇圧物質であるアンギオテンシンⅡ(AⅡ)への変換を阻害すると同時に,降圧系ホルモンであるキニンの不活化を抑制する.したがって理論的には昇圧系の抑制と降圧系の活性化により降圧作用を発揮することになる.経口投与可能なCEIとして最初に開発されたカプトプリルは現在臨床的に応用されており,治験成績も豊富であるので,以下カプトプリルについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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