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今月の主題 腎疾患—早期診断から管理まで 質疑応答
腎炎患者の妊娠継続を決めるめやす
著者: 加藤暎一1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科
ページ範囲:P.466 - P.467
文献購入ページに移動 妊婦死亡の半数となんらかのかかわりのある妊娠中毒症は,妊娠腎あるいはEPH-Gestosis(妊娠に関係したEdema-Proteinuria-Hypertension)と呼ばれるほどで,腎とかかわりが深い.腎疾患を有する患者が妊娠した場合には,早期から妊娠中毒症を合併する率が高く,しかも重症で,流早産の率も高く,母体の腎疾患の増悪をきたすこともある.近年多数例での機能検査と腎生検とを合せてのprospectiveおよびretrospectiveな予後調査の分析より,妊娠可能な腎炎の病型および程度が明らかになってきた.
表1は主として機能面よりの考察にもとづく1967年,表2は腎生検所見をも参考にした1981年に発表した我々の基準である.
表1は主として機能面よりの考察にもとづく1967年,表2は腎生検所見をも参考にした1981年に発表した我々の基準である.
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