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今月の主題 気管支喘息—病態から治療まで 発症機序
喘息と受容体
著者: 佐野靖之1
所属機関: 1国立病院医療センター・呼吸器科
ページ範囲:P.584 - P.587
文献購入ページに移動 気管支喘息の病態については,β機能低下,α機能亢進,副交感神経亢進などの自律神経系の異常の関与や,IgE抗体で知られる主にI型アレルギーの関与,遺伝的アトピー体質の関与,histamine,prostaglandin F2α,leukotriene C4,D4などのchemical mediatorの関与など種々複雑であるが,特徴的病態として気道過敏性の亢進が知られている.最近のmolecular pharmacologyの進歩はめざましく,上記の病態に関与する種々のreceptorが直接測定可能となってきている.また,autoradiographyや直接気道の径を測定することにより,これらのreceptorの作用の局在も判明してきている.
本稿では,主にreceptorの立場より,これらの病態との関わりについて概説する.
本稿では,主にreceptorの立場より,これらの病態との関わりについて概説する.
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