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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻4号

1984年04月発行

今月の主題 気管支喘息—病態から治療まで

発症機序

気管支喘息とケミカル・メディエーター

著者: 北村諭1

所属機関: 1東京大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.592 - P.597

文献概要

 chemical mediatorすなわち化学伝達物質は,pharmacological mediatorともいわれ,生体にアレルギー性,炎症性病変をひき起こすような刺激を与えた場合に,生体の反応の結果として産生・放出されるものである.
 chemical mediatorとしては,ヒスタミン,セロトニンのような活性アミン,SRS-A(slow reacting substance of anaphylaxis),prostaglandins,thromboxane A2,lysolecithinのような脂質,plasmin,kallikreinのようなプロテアーゼ類,bradykininのようなポリペプチドのほかに,ECF-A(eosinophil chemotactic factor of anaphylaxis),NCF(neutrophil chemotactic factor),PAF(platelet activating factor),PGF-A(prostaglandin generating factor of anaphylaxis)などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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