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今月の主題 気管支喘息—病態から治療まで 病態へのアプローチ
BAL(bronchoalveolar lavage)
著者: 木村郁郎1
所属機関: 1岡山大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.607 - P.609
文献購入ページに移動現在内科領域における成人の喘息の重要な問題は,重症難治性喘息に対する対策である.中高年発症型であることの多い本喘息は,しばしば胸部X線上微細粒状影を伴い,病変の主座がやや末梢気道に寄りぎみであり,アトピー型喘息とは本質的に異なっている.筆者ら2〜4)は1978年以来,喘息に初めて系統的に気管支肺胞洗浄を病態の解析あるいは診断に応用し,とくにびまん性に近い病変を伴う重症難治性喘息解明の一助としての価値について検討を行った.
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