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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻4号

1984年04月発行

今月の主題 気管支喘息—病態から治療まで

抗アレルギー薬

キサンチン系薬(テオフィリン)

著者: 大西明弘1 石崎高志1

所属機関: 1国立病院医療センター・臨床薬理研究室

ページ範囲:P.619 - P.621

文献概要

 キサンチン系薬(本稿ではテオフィリンtheophyllineの意)による喘息治療法は,多分に経験的側面が強かった.近年その生体内動態が明らかにされ,一般的には有効血中濃度が10〜20μg/mlと狭いこと,同一量を投与しても個人間で排泄能が異なるため血中濃度が大きくバラつくことから,テオフィリン治療には血中濃度をモニターして薬物動態理論を応用することにより,より至適な治療を行うべきであるとされている1〜3.ここでは薬物動態理論とその応用例,そして当研究室において気管支喘息患者40名の生体内動態解析値より作成したテオフィリン治療ノモグラムを記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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