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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻4号

1984年04月発行

当直医のための救急手技・産婦人科・1

出血および腹痛

著者: 押尾好浩1

所属機関: 1旭中央病院・産婦人科

ページ範囲:P.730 - P.731

文献概要

 「女性を診察したならば妊娠と思え」という諺は,古今東西不変である.とくに最近,妊娠の若年化,または高年齢者の妊娠を指摘したい.日本性教育協会からの「青少年の性行動」の中で1981年現在,19歳までの女性の性交体験は累積経験率17.1である.高年齢者においても閉経の後退に伴う妊娠もさることながら,尿中hCGの定量は絨毛上皮腫の鑑別にもつながるからである.
 今回は産婦人科領域における一般当直医の対処の仕方として,①問診のポイント,②理学的所見のとり方,③最低限必要な検査,④鑑別診断,⑤注意事項(禁忌を含む)などについて,当院救命救急センターでの経験をふまえ,とくに妊娠初期の各種疾患の鑑別を中心に,そのポイントを簡単にまとめてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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