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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻5号

1984年05月発行

今月の主題 酸塩基平衡の異常

診断

測定の実際とデータの解釈

著者: 諏訪邦夫1

所属機関: 1東京大学医学部・麻酔学

ページ範囲:P.798 - P.800

文献概要

 測定の実際
 一体何を測定しているのか
 ―primary parameterとsecondary parameter
 血液ガス,酸塩基平衡の測定を注文するとたくさんの項目の答えが返ってくる.それらのなかで「本当に」測定されたのはPO2,PCO2,pHの三者のみ(プライマリ・パラメータ)であって,その他の数値は「補助的に精度の悪い方法で実測した」(ヘモグロビン濃度)か,あるいは「計算」で求めたもの(HCO3-,BB,BE,TCO2またはCco2,酸素飽和度,酸素含量などのセコンダリ・パラメータ)である.血液ガスの問題をよく理解しておけば,プライマリ・パラメータをみるとセコンダリ・パラメータの"パターン"が頭に浮ぶようになる.そうなるように練習しよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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