文献詳細
今月の主題 酸塩基平衡の異常
臨床での酸塩基平衡異常
文献概要
一般外科領域における酸塩基平衡異常として昔から有名なのは肥厚性幽門狭窄症であり,低クロール性アルカローシスを呈するが,診断治療技術の進歩に伴い,早期から診断治療が行われて外科へ紹介されてくる症例が多く,今日では高度の代謝性アルカローシスを呈する本疾患をみることはきわめて少なくなった.
むしろ,一般外科診療上治療に困惑する酸塩基平衡異常が認められるのは開胸開腹術後の患者,敗血症性ショックの患者,高度の腎不全を合併した患者などにおいてである.
むしろ,一般外科診療上治療に困惑する酸塩基平衡異常が認められるのは開胸開腹術後の患者,敗血症性ショックの患者,高度の腎不全を合併した患者などにおいてである.
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