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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻5号

1984年05月発行

新薬情報

Vidarabine(Ara-A)—抗ウイルス剤 商品名:アラセナーA〔持田〕

著者: 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.968 - P.968

文献概要

■概略
 ウイルス感染症は,最近ますますその重要性が増してきた.インフルエンザのように重篤ではないが,再発,流行をくり返すもの,免疫不全症で問題となるヘルペスウイルス,サイトメガロウイルス感染症,またウイルス肝炎といったものに加え,癌,自己免疫病,その他AIDSなど原因不明のものにもウイルスが関係することが次第に明らかになっている.一方,これに対する抗ウイルス剤の開発はまったく遅れており,これまで有効である薬剤がほとんどないといっても過言ではなかった.最近になり,ようやく抗ウイルス剤開発も軌道にのり,Ara-A,Aciclovirなどの臨床治験により,その有用性が着々と証明されてきている.このたび,単純ヘルペス脳炎のみの適用であるが,Ara-Aが市販された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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