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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻6号

1984年06月発行

文献概要

臨床メモ

嚥下性肺炎

著者: 袴田啓子1 北原光夫1

所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科

ページ範囲:P.1134 - P.1134

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 嚥下性肺炎は臨床医がしばしば経験する疾患であり,重症になると死亡率が高い反面,十分な注意を払うことにより予防が可能な疾患であるという点で重要である.
 嚥下性肺炎を考えていくうえでまず大切なことは,誤嚥を起こすような状況下にある患者にほとんどが合併しているということで,その状況とは意識障害あるいは嚥下障害である.原疾患については院内と院外では異なり,院外の場合は慢性アルコール中毒,肝疾患,けいれん,薬物中毒などである.院内においては脳血管障害,脳腫瘍,けいれんなど神経学的障害あるいは全身麻酔による術後の状態,食道癌などであり,イレウスの場合も誤嚥を起こしやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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