文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 狭心症
Ca拮抗剤の使い方
著者: 宗像一雄1
所属機関: 1日本医科大学・第1内科
ページ範囲:P.1188 - P.1190
文献購入ページに移動Ca拮抗剤とは
興奮性細胞,つまり心筋細胞および血管平滑筋では,細胞の電気的興奮に際し,細胞外Caが"Caイオン特異性で膜電位依存性"のCaチャンネルを通り,細胞内に流入する(Ca電流).Ca拮抗剤とは,このCa電流を阻止または抑制する薬剤と定義される.このような作用を有する薬剤は,表11に示すように,4群に大別される.表1の5番目に挙げたものは,Ca拮抗剤ではないが,弱いながらもCa拮抗作用を有すると考えられているものの一部である.
生体現象には,Ca電流以外にもCaイオンに関係したものが細胞内にも存在し,このような点に作用するとされる薬剤もあり,将来Ca拮抗剤の定義が拡大し,Ca拮抗剤もその作用機序により分類されるようになるかもしれない.
興奮性細胞,つまり心筋細胞および血管平滑筋では,細胞の電気的興奮に際し,細胞外Caが"Caイオン特異性で膜電位依存性"のCaチャンネルを通り,細胞内に流入する(Ca電流).Ca拮抗剤とは,このCa電流を阻止または抑制する薬剤と定義される.このような作用を有する薬剤は,表11に示すように,4群に大別される.表1の5番目に挙げたものは,Ca拮抗剤ではないが,弱いながらもCa拮抗作用を有すると考えられているものの一部である.
生体現象には,Ca電流以外にもCaイオンに関係したものが細胞内にも存在し,このような点に作用するとされる薬剤もあり,将来Ca拮抗剤の定義が拡大し,Ca拮抗剤もその作用機序により分類されるようになるかもしれない.
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