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今月の主題 循環器薬の使い方 不整脈
クラスⅠ抗不整脈薬の使い方
著者: 井上博1
所属機関: 1国立病院医療センター・循環器科
ページ範囲:P.1220 - P.1221
文献購入ページに移動 Vaughan Williamsの分類1)のclass Ⅰの抗不整脈薬は,心筋細胞膜のfast Na channelを抑制する作用を有するもので,quinidine,procainamide(アミサリン®),disopyramide(リスモダン®),lidocaine,diphenylhydantoin(アレビアチン®)が含まれる.この他に本邦では市販されていないが,mexiletine,aprindineなどもclass Ⅰに属する.Class Ⅰはさらに,細胞の活動電位の持続時間を延長するもの(class IA)と短縮するもの(IB)に分けられ,quinidine,procainamide,disopyramideは前者に,lidocaine,diphenylhydantoin,mexiletine,aprindineが後者に属する.
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