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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻7号

1984年07月発行

今月の主題 循環器薬の使い方

不整脈

クラスⅣ抗不整脈薬の使い方

著者: 新博次1

所属機関: 1日本医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1226 - P.1228

文献概要

クラスⅣ抗不整脈薬とは
 クラスⅣ抗不整脈薬とは,verapamilに代表されるごとく,Ca拮抗作用すなわち心筋細胞膜におけるslow channel(主にCa++イオンの通過によりslow inward currentを生ずるchannel)をブロックすることにより抗不整脈作用を,さらに血管拡張作用,降圧作用を有する薬剤である.
 Ca拮抗薬として現在わが国で用いられている薬剤としては,他にdiltiazem,nifedipine,nicardipineなどがある.このうちdiltiazemについてはverapamilとほぼ同等の抗不整脈作用を有するといわれている1,2)が,nifedipine,nicardipineのように通常使用量による血中濃度では抗不整脈作用を示さないものもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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