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文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 不整脈
クラスⅣ抗不整脈薬の使い方
著者: 新博次1
所属機関: 1日本医科大学・第1内科
ページ範囲:P.1226 - P.1228
文献購入ページに移動クラスⅣ抗不整脈薬とは
クラスⅣ抗不整脈薬とは,verapamilに代表されるごとく,Ca拮抗作用すなわち心筋細胞膜におけるslow channel(主にCa++イオンの通過によりslow inward currentを生ずるchannel)をブロックすることにより抗不整脈作用を,さらに血管拡張作用,降圧作用を有する薬剤である.
Ca拮抗薬として現在わが国で用いられている薬剤としては,他にdiltiazem,nifedipine,nicardipineなどがある.このうちdiltiazemについてはverapamilとほぼ同等の抗不整脈作用を有するといわれている1,2)が,nifedipine,nicardipineのように通常使用量による血中濃度では抗不整脈作用を示さないものもある.
クラスⅣ抗不整脈薬とは,verapamilに代表されるごとく,Ca拮抗作用すなわち心筋細胞膜におけるslow channel(主にCa++イオンの通過によりslow inward currentを生ずるchannel)をブロックすることにより抗不整脈作用を,さらに血管拡張作用,降圧作用を有する薬剤である.
Ca拮抗薬として現在わが国で用いられている薬剤としては,他にdiltiazem,nifedipine,nicardipineなどがある.このうちdiltiazemについてはverapamilとほぼ同等の抗不整脈作用を有するといわれている1,2)が,nifedipine,nicardipineのように通常使用量による血中濃度では抗不整脈作用を示さないものもある.
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