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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻7号

1984年07月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 不整脈

徐脈性不整脈薬の使い方

著者: 藤原秀臣1

所属機関: 1土浦協同病院・内科

ページ範囲:P.1230 - P.1231

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 一般に徐脈性不整脈に対する薬物療法への関心は必ずしも高くないといえよう.その理由は,徐脈性不整脈に対する有効な薬剤の種類は限られており,長期投与での効果にも限界があるからである.Adams-Stokes発作を伴う急性期には緊急に薬剤を静注法で用いることがあるが,ひき続き一時的ペースメーカを施行することが多い.また慢性期では,まったく薬剤が不要になるか無効になることが多く,長期投与例は少ない.徐脈性不整脈の治療薬剤は大きく分けて,交感神経刺激剤(β刺激剤)と副交感神経遮断剤とがあり,徐脈の成因によっても適応に若干の相違がある.本稿ではそのなかの代表的な薬剤について概要を述べる(表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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