文献詳細
文献概要
今月の主題 下痢と腸疾患 腸疾患と下痢
感染症
著者: 松原義雄1
所属機関: 1東京都立豊島病院・感染症科
ページ範囲:P.1386 - P.1388
文献購入ページに移動最近の感染性腸炎の概説
今日の感染性腸炎の動向を要約すれば,第1に従来のShigellaに代って新しい数多くの起因菌が検出されるようになり,それに伴って,検査にしても治療にしても新しい対応が必要となったこと,第2に,いわゆる輸入感染性腸炎が増えつつあって,一つの社会問題を提起していること,の2点にしぼられる.
下痢を主訴として訪れる患者の中で,いまでも各種病原微生物によるものは決して少ないものではない.
今日の感染性腸炎の動向を要約すれば,第1に従来のShigellaに代って新しい数多くの起因菌が検出されるようになり,それに伴って,検査にしても治療にしても新しい対応が必要となったこと,第2に,いわゆる輸入感染性腸炎が増えつつあって,一つの社会問題を提起していること,の2点にしぼられる.
下痢を主訴として訪れる患者の中で,いまでも各種病原微生物によるものは決して少ないものではない.
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