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前白血病状態—Myelodysplastic syndromesの診断,臨床像および白血病への進展
著者: 大島年照1 天木一太1
所属機関: 1日本大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.1475 - P.1486
文献購入ページに移動FAB分類のmyelodysplastic syndromes9)は表1に示したように,5型からなる.これら5型の血液学的な共通性は,1)末梢の血球減少(cytopenias),2)骨髄の正ないし過形成,3)3系統の血球の形態異常(dysplasia)と無効造血(ineffective hematopoiesis)である.refractory anemia with excess of blasts(RAEB)は骨髄中の芽球が5〜20%であり,RAEB in transformation(RAEB in T)は血中の芽球が5%以上,骨髄中の芽球が20〜30%,Auer小体(+)のいずれか1つ以上である.このFAB分類では急性白血病は骨髄中の芽球が30%以上と規定されており,これに達しないものはRAEBまたはRAEB in Tに入れられる.
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