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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻8号

1984年08月発行

文献概要

ベッドサイド 臨床医のための臨床薬理学マニュアル

キニジン

著者: 越前宏俊1 辻本豪三2 石崎高志3

所属機関: 1ボン大学 2山梨医科大学 3国立病院医療センター

ページ範囲:P.1492 - P.1497

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 不整脈の至適な治療は,心筋梗塞急性期の死亡率を減少させ1),虚血性心疾患に不整脈を併発している患者では心筋梗塞の発生を減少させる2).しかし,多くの抗不整脈剤は,有効治療域(therapeutic window)が狭く3),またその副作用はたびたび致死的であるから,臨床薬理学の知識に基づく投与計画の作製が必要である.しかしながら不整脈の治療は薬物のみによるものではないことを忘れてはならない.臨床医はまず,その不整脈を増悪または誘発している治療可能な原因を捜し,これを是正するべく務めなくてはならない.心筋の自動能(automaticity)を亢進させる以下の因子4)を常にチェックしよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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