文献詳細
文献概要
今月の主題 膠原病—最新の知識 理解のための基礎知識
結合組織—構造と代謝
著者: 近藤啓文1
所属機関: 1北里大学医学部・内科
ページ範囲:P.1542 - P.1543
文献購入ページに移動結合組織とは
結合組織は個々の細胞,組織,あるいは臓器を包み,結合し,あるいは支持する組織である.肝などの実質臓器ではびまん性に存在して間質を構成し,実質細胞と血管との間を満たしている.そのほかに,皮膚,腱,靱帯,骨,軟骨,関節,血管,角膜などはほとんど全てが結合組織からなっている1)2).
その形態は関節液から骨までと多様であるが,組成には共通している点が多く,細胞,基質,線維成分からなっている.発生学的にも中胚葉と共通している.炎症は結合組織を場としておこることが多く,その代表的なものがリウマチ性疾患,膠原病である.結合組織の組成を表に示し,解説する.
結合組織は個々の細胞,組織,あるいは臓器を包み,結合し,あるいは支持する組織である.肝などの実質臓器ではびまん性に存在して間質を構成し,実質細胞と血管との間を満たしている.そのほかに,皮膚,腱,靱帯,骨,軟骨,関節,血管,角膜などはほとんど全てが結合組織からなっている1)2).
その形態は関節液から骨までと多様であるが,組成には共通している点が多く,細胞,基質,線維成分からなっている.発生学的にも中胚葉と共通している.炎症は結合組織を場としておこることが多く,その代表的なものがリウマチ性疾患,膠原病である.結合組織の組成を表に示し,解説する.
掲載誌情報