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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻9号

1984年09月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—最新の知識 理解のための基礎知識

結合組織—構造と代謝

著者: 近藤啓文1

所属機関: 1北里大学医学部・内科

ページ範囲:P.1542 - P.1543

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結合組織とは
 結合組織は個々の細胞,組織,あるいは臓器を包み,結合し,あるいは支持する組織である.肝などの実質臓器ではびまん性に存在して間質を構成し,実質細胞と血管との間を満たしている.そのほかに,皮膚,腱,靱帯,骨,軟骨,関節,血管,角膜などはほとんど全てが結合組織からなっている1)2)
 その形態は関節液から骨までと多様であるが,組成には共通している点が多く,細胞,基質,線維成分からなっている.発生学的にも中胚葉と共通している.炎症は結合組織を場としておこることが多く,その代表的なものがリウマチ性疾患,膠原病である.結合組織の組成を表に示し,解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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