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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻9号

1984年09月発行

今月の主題 膠原病—最新の知識

膠原病関連疾患

Shulman症候群

著者: 吉田浩1

所属機関: 1福島県立医科大学・第2内科

ページ範囲:P.1582 - P.1583

文献概要

 1974〜1975年,Shulmanは四肢に強皮症様皮膚病変と皮下硬結が比較的急速に発現し,末梢血では好酸球増多とγグロブリンの上昇がみられ,組織学的に筋膜の肥厚と単核球浸潤の認められた症例を"Diffuse fasciitis with eosinophilia"として報告した1).このような症例に対して,Rod-nanらはEosinophilic fasciitisの名称を冠し2),Sclerodermaのなかの1型とみなした,一方,本疾患の最初の記載者,Shulmanの名を付し,Shul-man症候群とも呼ばれ,progressive systemicsclerosis(PSS)との明らかな相違点からも,その疾患独立性が提唱され,今日まで約80例の報告がなされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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