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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻9号

1984年09月発行

文献概要

ベッドサイド 臨床医のための臨床薬理学マニュアル

リドカイン

著者: 辻本豪三1 越前宏俊2 石崎高志3

所属機関: 1山梨医科大学 2ボン大学 3国立病院医療センター

ページ範囲:P.1650 - P.1658

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 リドカインは現在,心室性心頻拍,心室細動の治療,また急性心筋梗塞に伴う心室性期外収縮に対しCCUでは予防的に投与される(予防的投与の有効性はいまだ確定していないが).臨床上,頻用される抗不整脈薬であり,他の抗不整脈薬同様に,その効果および中毒とその薬物血中濃度は良い相関がある.その至適有効血中濃度域は狭く,中毒はしばしば重篤でかつその頻度も少なくない.中毒を避け,有効で安全な治療のために,薬物動態理論に基づく至適投与が必要とされ,それは特にこの薬物では直接の救命に通じる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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