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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻9号

1984年09月発行

文献概要

講座 図解病態のしくみ びまん性肺疾患・9

各種間質性肺疾患診断のポイント

著者: 赤柴恒人1 堀江孝至1

所属機関: 1日本大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.1659 - P.1665

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 肺の間質に病変を起こす一群の疾患は,間質性肺疾患と呼称されるが,これらの種類は非常に多く,内容は多彩である.しかし基本的には臨床症状,胸部X線,肺機能などに多くの共通点をもっている.すなわち臨床症状としては乾性の咳,労作時の呼吸困難が主体であり,胸部X線上,粒状影,輪状影のびまん性散布を認め,肺機能上は拘束性障害と拡散障害を呈し,その病変の終末像が肺線維症であることなどである.今回は代表的な間質性肺疾患について,その診断のポイントについて述べてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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