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文献詳細

雑誌文献

medicina21巻9号

1984年09月発行

新薬情報

ユーエフティ(UFT)〔大鵬〕—一般名:テガフール・ウラシル配合剤—制癌剤

著者: 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1678 - P.1679

文献概要

概略
 代謝拮抗性制癌剤である5-FUは,胃癌に効果を示す数少ない薬剤であることから,本邦においてはこの誘導体の開発が盛んに行われている.UFTは,5-FU誘導体のテガフール(フトラフール)とウラシルの配合剤である.ウラシルの配合理由は,5-FUの不活性化の抑制であるが,UFTの最大の特徴は,正常組織に比し癌内5-FU濃度をかなり特異的に上昇させることにある.このため,臨床的にも優れた有効率を有し,5-FU系経口剤としては,幅広い制癌スペクトラムを示している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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