文献詳細
文献概要
今月の主題 心不全診療の動向 特異性のある心不全の診断と治療
高拍出性心不全
著者: 木全心一1
所属機関: 1東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所・内科
ページ範囲:P.76 - P.77
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高拍出性心不全という一見理解しにくい問題を,1症例を手掛かりにしながら説明していくことにする.
症例は35歳の男性で,腹水を伴った全身の浮腫と呼吸困難で入院してきた.32歳頃より色素脱落を生じ,全身に及んできたので恥ずかしく,人前や病院に行かなくなった.同じ頃より,筋肉が落ち細くなっていくのに,全身性に浮腫が強くなり,腹水も強くなり,体重が増加してきた.さらに呼吸困難も出現しだしたので,急患として入院してくる.
高拍出性心不全という一見理解しにくい問題を,1症例を手掛かりにしながら説明していくことにする.
症例は35歳の男性で,腹水を伴った全身の浮腫と呼吸困難で入院してきた.32歳頃より色素脱落を生じ,全身に及んできたので恥ずかしく,人前や病院に行かなくなった.同じ頃より,筋肉が落ち細くなっていくのに,全身性に浮腫が強くなり,腹水も強くなり,体重が増加してきた.さらに呼吸困難も出現しだしたので,急患として入院してくる.
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