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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻10号

1985年10月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患—最近の展開とトピックス 糸球体腎炎:臨床と診断

膜性増殖性腎炎(MPGN)

著者: 小林修三1 長瀬光昌1

所属機関: 1浜松医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1748 - P.1749

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 膜性増殖性腎炎(membranoproliferative glomerulonephritis;MPGN)は,基本的には組織学的概念として把握されている.一方,臨床的には,治療に抵抗しつつ慢性に経過する予後不良の腎炎であり,多くがネフローゼ症候群と低補体血症を伴うことが特徴である.頻度は,原発性糸球体腎炎のうち約2%と,比較的稀な疾患である.本症は,電顕所見をもとに3型に分けられているが,以下,その中心となるtype1について述べ,最後に簡単に他の型について記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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