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文献概要
今月の主題 腎疾患—最近の展開とトピックス 診断のすすめ方
血尿
著者: 黒川清1
所属機関: 1東京大学医学部・第4内科
ページ範囲:P.1778 - P.1779
文献購入ページに移動 どのような症候,検査異常の場合でも同様であるが,血尿の患者をみた場合,現病歴,既往歴,家族歴などとともに,他にどのような症候,症状があるかについての慎重な問診,触診が重要である.ここでは血尿患者にどうアプローチするかについて概説してみよう.
血尿とは尿に赤血球が存在していることであるが,正常でも1日に尿中に約百万個位の赤血球が混在している.正常の尿検査では,uristixなどのテープでは潜血反応陰性であるが,沈渣で400×で毎視野赤血球が男性で0〜2,女性で0〜4個位までは認められる.
血尿とは尿に赤血球が存在していることであるが,正常でも1日に尿中に約百万個位の赤血球が混在している.正常の尿検査では,uristixなどのテープでは潜血反応陰性であるが,沈渣で400×で毎視野赤血球が男性で0〜2,女性で0〜4個位までは認められる.
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