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文献詳細

雑誌文献

medicina22巻10号

1985年10月発行

今月の主題 腎疾患—最近の展開とトピックス

研究のトピックス:腎とホルモン

ビタミンD

著者: 松本俊夫1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.1808 - P.1809

文献概要

 活性型ビタミンDとしての1,25水酸化ビタミンD〔1,25(OH)2D〕が同定されて以来,ビタミンDの代謝経路,代謝調節機構,1,25(OH)2Dの作用,さらにはその他数多くの代謝産物の同定および作用などに関する研究が著しい進展をみた.さらに,1,25(OH)2Dの受容体が腸管,腎,骨といった古典的な標的臓器のみならず,数多くの組織に存在すること,1,25(OH)2Dがカルシウム(Ca)代謝調節作用のみならず,各種の細胞の分化や,免疫系細胞の機能にも影響を及ぼすことなども近年明らかになってきた.そこで本稿では,ビタミンDの代謝調節および作用について概説するとともに,これらのトピックスについても触れてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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